2008年6月16日 (月)

ムーミン谷の冬

ムーミン谷の冬 (講談社文庫 や 16-5)ムーミン・タオルに刺激されて「ムーミン谷の冬」(講談社文庫)を読んでみました。^^

松葉をいっぱい食べ、家中を暖かくして冬眠に入ったムーミン一家。なのになぜかムーミンはある日突然目が覚めてしまってどうしても眠れなくなってしまった・・。

ままは呼んでも目を覚ましてくれないし。・・ていうわけでたった一人、生まれて初めて冬を体験する、ムーミンの冒険が始まります。。

やっぱりカワイイな~。素朴なイナカっぽさも含めて。。それにしても北欧の冬は本当に厳しそうです。。冬中太陽が出なくて、もう二度と出ないかも・・と不安になりつつ太陽が顔を出し始めるのを待ち続けるとか。

何しろ氷のような寒波が過ぎて雪がチラつき始めたら、水平線まで凍った海が溶けだして春が近づいてきた兆し・・なんて想像を絶しますよね。

今日は結構暖かい一日だったので冬の気分になるまで時間がかかったのが難だったけど。

パガニーニ:VN協奏曲第1番また、これもAmazonで購入したのでついでにまたヤッシャ・ハイフェッツの「ベートーベン/ヴァイオリン協奏曲」五嶋みどりの「パガニーニ/ヴァイオリン協奏曲第1番」のCDも買ってみました。

五嶋みどりは15歳の時の録音だそうだけど、単にパガニーニの超絶技巧を弾きこなすだけじゃなくて音にふくよかさも輝きもあるのね。。やっぱり天才だったのね~。。なんて初めて知りましたよ~、、。

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2008年2月 3日 (日)

「チーム・バチスタ」と村上春樹

なんだかドタバタした毎日が続く今日この頃ですが、みなさまお元気でお過ごしでしょ~か?私の方は看病生活もまだまだ続いてますが、母もだいぶ回復してまいりました~。外出はできないながらも痛みがずいぶん治まったので、家事も半分はやってくれるように。まだ2ヵ月は無理しちゃいけない・休んでなきゃいけないんですが、一時に比べたらすっごい楽な毎日で~す。(^-^)v

・・・ただ早めに帰宅しないといけないので、最近の楽しみは帰宅途中の電車の中での読書です。もうすぐ映画が公開される『チーム・バチスタの栄光』(海棠 尊)と『走ることについて語るときに僕の語ること』(村上 春樹)を読んで・・・というか後者はまだ読んでる最中なんですけど、なかなか面白かったです~。

『チーム・バチスタの栄光』は、大学病院を舞台に心臓外科手術で連続する死亡事故?をカウンセリング医の主人公が調査していく話なんですが、癒し系の主人公がなかなか面白い存在なのに、映画では女性に変えて竹内結子が演じるというので、ちょっとがっかり・・・。まあ、脇の看護婦さん以外女性がいない話なので、絵的に女優さんがほしくなるのは分るんですけど。また主人公と組んで強引に調査を進める強烈なキャラの厚労省役人・白鳥役は、原作では相当ヒドいルックスなのに阿部寛が演じるという。これは私は見ていないけど「トリック」の教授役をもっと強烈にした役柄なのでイメージがはまったから、らしいです。バチスタ手術を行う超エリート・チームのメンバーには、吉川晃司、池内博之、玉山鉄二、佐野史郎、・・・って、犯人はどう考えても佐野史郎(^^;;って思ったら、彼は第1助手の垣谷役なんだそう。え、じゃぁ、あの役は誰が・・・・???

『走ることについて語るときに僕の語ること』は村上春樹が長距離ランナーとしての自分を語りながら自分自身についてずーっと考察しているエッセイ。ほんとにきちんと毎日を組み立てていける人なんだな、成功する人ってこういうのかしらと思いながらも、いま個人的にコツコツ頑張らなければいけないこともあるので、そういうのに取り組む心構えみたいなものを教えてもらってるような気も。。。珍しく本人の写真がずいぶん載っているのですが、ムラカミハルキってなにげに岡ちゃんに似てるような??表情がね。なんとなく・・・。

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2007年9月23日 (日)

週末に「プラダを着た悪魔」の原作本を読む!

今週は月曜が秋分の日の振替休日で、ただでさえ4営業日しかないところに、金曜に1本校了があって直前の修正も山のように出て、なのに木曜日は一日中外出しなければならないという、めちゃめちゃな1週間でした~。。(┬_┬)

なんとか無事終わったけど、すっかり気分はローテンションの局地…。
この休みは現実逃避したい気分です。てなわけで、木曜にAmazonから届いた本を金曜から一気読み。それにこの前TSUTAYAでTVドラマの「HERO」を(放送中はほとんど見れなかったので)残ってた5巻だけ借りてみたら、う~ん、これは面白い!…なので他の巻も全部見ようと行って見ると、映画のキャンペーンもあってか、全部出払っているのね、これが。^^;

代わりにやっぱり放送中見れてなかった「ハケンの品格」のDVD1と2を借りたら、なんかあの無表情、あの態度、、。私も結構派遣してた時期があるけど、篠原涼子も加藤あいも役柄が極端過ぎて、あんなじゃ見てて救いがないっていうか、、、職場のストレス解消にはならないっていうか…。なんとなくまた暗くなっちゃいました。^^;
プラダを着た悪魔〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
読んだ本はこの間見た映画「プラダを着た悪魔」の原作本です~。(ローレン・ワイズバーガー著、早川文庫)映画よりナルホドこれなら分かる、ってところがいっぱいあったけど、映画の方がみんなが共感できるように上手く作っているかなぁと改めて思ったりして。

メリル・ストリープはあの演技でアカデミー賞にノミネートされてたんですね~。意地悪な役なのに嫌味なくうまかったものね~。この人は本当はいい人そうなのにコメディのセンスで意地悪役をうまくやってる所がいいな。優しそうにしてるけど実は意地悪、って人はやっぱり見てて感じますよねー。

映画に刺激されてこの前読み直した元ヴォーグ編集長の回顧録「ヴォーグに見るヴォーグ」には、映画の原作の編集長のモデルと推測されている現編集長のアナ・ウィンターの事も書いてありました。
それによると、アナはその2代前の伝説的編集長のダイアナ・ブリーランドと似た、いわば「芸術家的ファッション人間」タイプみたい。ビジネスライクからは程遠く、スタッフは彼女の”ひらめき”に振り回されながら仕事せざるを得ないため、結局全員がアナの顔色を伺うようになってしまうようでした。

いくらアシスタントとはいえ、オフィス業務の中でベビーシッターの面接から家族旅行の手配から、買い物、毎日のクリーニングも、もう何から何まで24時間振り回されるなんて、仕事の粋を越えていて、異常~。。しかも、あまりに特殊なので、相当部分が実話だろうとしか思えないんですよね~。空想だとしたらリアリティなさすぎて。

また前述の回顧録によると、ヴォーグって元々、大金持ちの娘達を編集者に雇って彼女達と同じ読者層に売るクラス・マガジンとして出発したため、他の雑誌と違って金に糸目をつけない、予算青天井の編集スタイルが一種の伝統としてできてしまってるそうなので、そういう特殊事情があって初めてなりたつ話かな~とも思いました。。日本の雑誌じゃ、きっとありえないでしょ??

…なんですが、理不尽な上司になんとしてもキャリアを積むため食い下がる主人公の頑張り具合なんかを読むと、いけない、ちょっとは見習わなきゃ、って気分にさせらてしまったりして。。。読んでよかったってことかな〜??

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2007年1月23日 (火)

■グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

書名「ザ・グレート・ギャツビー[村上春樹翻訳ライブラリー]」(著:スコット・フィッツジェラルド、訳:村上春樹)

グレート・ギャツビー

※いままで読んだ本は「このごろ読んだ本」リストに書いていたのですが、そしてそれは写真を載せやすいから・・・だったのですが、昨日ココログエラーなのかこの本をリストにアップした時カバー写真がどうやっても載せられなくて諦めた、のをきっかけにして、これからはこちらに書いていくことにしました。というわけで以下もリストに一度載せた文のコピペを元に書き足したものなのですが、先に読んでくださった方は、そんな訳ですのですみません。

最近この廉価版が出て書店に平積みされているのを見て、やっと読んでみようかなと購入しました。以前から別の訳本を数行読んでは、何度も挫折していたけれど、この本は冒頭からある意味そのまま現代の物語だなあ、という感じがしてすぐに物語世界に入っていけて。

・・そんな風に思っていたら、訳者後記によると、それこそが翻訳の目指したところだったとか。ストーリー全体はメロドラマチックなところがあるうえに、ギャツビーの裏の仕事への食い込みがさらっとしか描写されていない点が弱みになって物語を背後で支えるリアリティが希薄になり、読後感を軽いものにしてしまっていると思うんだけど、その時々の登場人物の内面の動きの描写にはさすがに深みが感じられました。

デイジーの、純粋だけど甘やかされて育って無責任で決断力がないために、結局悲劇を引き起こしてしまい、それなのに自分は罪を頬かむりして自分たちの生活を守ってしまうところとか。主人公キャラウェイの、ギャツビーへの揺れ動く気持ち(信頼に値する人間かどうか見定めようとして)と、中西部風の生真面目さを失わない視点とか。恵まれて育った、金持ちのスポーツマンで自己中心的なデイジーの夫・トムブキャナンとか。登場人物は多くない分、それぞれ複雑に長所と短所、両面のある、現実味をもった人物に描かれている。それが力強いリアリズム調ではなくて、都会的な風俗描写の中でさらりと描かれているのが、すごく現代的な感じを受けます。

でも多分フィッツジェラルドが一時流行おくれの流行作家として消えてしまった後、爆発的な再評価がされたというのは、きっと、冒頭や巻末に見られる主人公のモノローグのような、味わい深くて華麗な文章が最大のポイントだったんだろうなと。英文の原作はまったく読んでいないながら、この翻訳をみて、思わされました。

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