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2010年2月 8日 (月)

DVD・マイケルジャクソン THIS IS IT

昨日やっとDVD「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を観てみました~。うーん、改めてマイケルを見て・・天才が努力し続けて達する姿っていうんですかね~。見ていて涙が出てきましたねー・・。

実はこのDVD、事前予約してたので、1月27日に届いていました。でもすごく忙しかったし、職場もぐちゃぐちゃだったし、ネコを連れてくるため部屋の模様替えもしなくちゃいけないし・・。で、すぐに見る気になれなかったのでしばらく置いておいたのですが。

ネコは最短でも一週間先になったし、仕事の山もいったん越えたし、社内の問題も・・。いつか書くかもしれませんが、とにかく私がはっきり白黒つけようとした事で、思わぬ方向から解決したような・・。

というわけで、やっと今日、手を付けてみたら、DVDボーナス盤の『ショーの参加メンバー・スタッフ紹介DVD』まで一気に見てしまいました。良かった~~

多くの人が言われてるとおり、リハなのにショーとしてすでに充分観賞するに足る水準の歌と踊りを見せているのがまず驚きですが、そこにはマイケル自身を物語る深い必然性があると思われました。つまりバックダンサーを引き連れた複雑なダンスと、広い音域の歌、それを大音響のバンドと一緒に、自分がいま歌いたいテンポと間合いでシンクロさせながら歌うためには、全部がきちんとマッチするように細部まで繰り返して詰めていかないといけないから、なんですね。・・なんだけど。

昔から見せる要素が強いアーティストの場合、歌の力は期待できないし、マイケルのPV以降、ますますショーの要素が強くなってるから、口パクでも録音演奏でもある程度当然になってるというか。ライブの口パクがいくらなんでもひど過ぎて話題になったアーティストが何人もいましたよね。それがマイケルは・・。

リハーサルなのにこの完成度で歌ってる?しかもあれだけのダンスをしながら、ほとんど音程が狂ってない、、。すべてのスタッフに、「最初のレコーディングの音、観客のイメージどおりの音」を再現することを要求し、プラスそれをさらに良くするクリエイティヴィティをライブの舞台で出せるように求めている・。
本物の天才、本物のショービズのプロなんですね。見れば見るほど、どんどん感動してきてしまいました。

「ヒューマン・ネイチャー」の美しさ。あの低音域から一気に高音を響かせる部分でも、音の伸びやかさも音程も安定していて、美しい。・・歌のうまさに泣けました。七色の声ってこういうもの?あれだけ激しく踊りながらなのに。。

確かに、ジャクソン5時代から、激しくダンスしながら歌は絶対完璧に歌えなきゃいけない、というステージを果てしなくやってきて、どちらも同時に完璧にこなすのは当然のことと、「そう育てられてきた」んでしょうけど・・。

でも全部を生でこのレベルでできるプロなんて、多分ほとんどいないよね・・。とにかくショウ・パースンとしてのあらゆる点において、その完成度の高さに、見ていてあきれて涙がにじみました。一気に3回観ましたが、あと何回か、見ますー。

あと、追記的ですが、名前もよく知らないけど、ギターとベースも凄くいいですね。ドラムの事はよく分からないけど、ブラックミュージックの伝統を引いてバックボーカル(コーラス)も凄くいいな。・・M帝国の軍隊みたいな世界制覇的な演出は、ジャクソンズの時もあったけど大仰なイメージで好きじゃないけど。曲もハードロックに傾倒した頃のより、ヒーリングぽい後期の方が本当は聞きやすいです。

でも。やっぱりいいのは、「ヒューマン・ネイチャー」「」「ビリー・ジーン」かな。その、「ビリー・ジーン」。あのとき、多分すべての人に、「あ、いまだ!」「いま、ここだ!」と思わせながら、ついにあの時、なぜムーンウォークをやってくれなかったのかしらね…。絶対あそこで見たいよね。ロングバージョンのムーンウォーク。

それともあれこそ本番の観客の前だけで見せる、マイケルにとっても特別なものだったのかしら・・。その場面が最後の曲「マン・イン・ザ・ミラー」と映画自身のラストの直前にあって、本番はやっぱり永遠になかったんだな・・という喪失感が、余韻みたいに広がりました。

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最後に違和感を感じたことをひとつ。

それは、いまに始まったことじゃないんだけど、マイケルの体が痩せすぎているってことでした。

スーツの腕がだぶだぶで、ほかのダンサーのしっかりして力強い肉体に比べると、華奢すぎてひ弱に見えてしまう。

あのシルエット、20代の大ヒット連発のころのマイケルと似てて、彼は長いことずっとああいう子供の体つきでしたよね。でも「ブラック&ホワイト」の頃になって、やっと大人の顔と体つきになったように見えたんですよ。ガリガリの少年みたいな手足じゃなくて、太ってはいないけどしっかり筋肉も厚みもついて。顔はすでに何度も整形してたとは思うけど、大人の男っぽく落ち着いてきたし。身長もよく知らないけど結構高いよね。180cmくらいとしても脚の長さは身長の半分以上で、肩幅も広くなって。つまりそのままキープする方に努力していれば、すごくかっこいい大人のミュージシャンになったと思う。声も高音が有名だけど、低音域はソフトな響きがあって(さすがR&B出身)、たとえ将来高音域が出なくなっても充分いい歌手であり続けたと思うのに。

なのに彼がしたことは、少年の体つきに時間を戻すこと。絶頂期の、まだ子供っぽかった自分をキープすることでしたよね。

不自然な整形も、拒食症的な食生活も薬物依存も、実際にはいろんな要因があったんでしょうが、遠目で俯瞰してみると、「永遠のピーター・パン」と言われた頃を時間を遡ってキープしようとしてしまった結果なんじゃないかという印象がどうしてもありました。それが一番残念・・というか。多分だれにとっても。安易な事は言えないんだけど、、。勿体なさすぎましたね。

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