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2008年10月19日 (日)

「パリ、恋人たちの2日間」を見た

「ビフォア・サンライズ」という映画が結構好きで、10年後を描いた続編「ビフォア・サンセット」も買って何度か見ているんですが、DVDをAmazonで買ったせいで、両方の映画に主演している女優のジュリー・デルピーが初めて製作・監督・主演したという同じパリを舞台にした映画「パリ、恋人たちの2日間」のDVDがAmazonから『オススメ』され、本を頼んだついでについ買ってしまいました。

パリ、恋人たちの2日間前述の2作と同じように会話でストーリーが進行する、日常生活を切り取った軽妙なコメディー映画のようす。かなり小品ぽいから今買わないとレンタルショップでも発見できずに終わりそうだと思ったから買ったのに、届いた次の日久しぶりにTSUTAYAに行ったら「準新作」として結構大量に並べられているのを発見して、かなりがっかりしましたが。。

内容はふだんアメリカに住むフランス人女性マリオンが、アメリカ人の恋人ジャックとイタリア旅行をしたあとで彼女のパリの実家と元のアパートに2日間だけ立ち寄ったときの、彼が受けたカルチャーショックとフランスの庶民の暮らしぶりを描いてるんですが、、、。フランス人て・・・ほんとにこんななのか、、。けっこうキョーレツ。

キャラがパターン化され進行も読めるアメリカ製のミニシアター向け映画を見た後でこれを見たら、フランス人のキャラクターがどれほどアメリカ人と違っているかをヒシヒシと感じました。特にマリオンは、理屈っぽくて政治的発言を好む割りに感情的で、レストランで居合わせた元カレに昔受けたしうちを忘れられず自分からからんでキレちゃうとか、興奮すると失神してしまうとか、アングロサクソンではあり得ないタイプ。だけど着る服はいかにもフレンチっぽい可愛いワンピばっかりだったりというギャップが新鮮、だけどちょっと疲れる女だなという感じ~。

もうひとりの主人公のジャックの方はアメリカ人の中でも都会っ子っぽく、神経質でアレルギー体質。割りと真面目で垢抜けてないタイプ。二人は付き合い出して2年目で鮮度は薄れてきてるのに、その場のノリ以上に実際の自分をさらけ出すのはお互いにどこかできなくて、自分の過去についても話したことがなかったのですが、この2日間で沸いたお互いに対する疑問や不信感がごまかせないものになり、最後には自分はこういう人間だということをずーっと話し合うことに。。その辺はダイレクトに描かず、その様子の映像とモノローグでまとめているだけですが、「本当の自分をさらけ出したら、愛情が醒めてただの友達になってしまう」・・というマリオンの予感は、どうやら当たらなかったらしく、お互いの性格の変な部分もそれなりに納得できたら許し合えたみたいな様子で終わるので、やれやれ良かったなっていう感じです。

しかし客が外国人でもフランス語で猛烈に喋りまくり議論を吹っかけるタクシーの運転手たちとか、女好きで自動車嫌いで、散歩しながら路上駐車の車を傷つけてまわるお父さんとか、娘よりもっと他愛ないことで感情的になりやすいママとか、お友達もみんなみんな、、、。フランス人ってキャラが濃いっすね~。。人間臭いとも言えるけど。私は住むのは絶対無理です・・。

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