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2008年8月23日 (土)

遺産相続(?)の巻

プーケットから帰ってきて母にタイ・シルクのスカーフをお土産に渡したのですが、いまいち反応が鈍かったのです。私が旅行に行ってた間の話を聞いていたら、その理由が判明。大量の江戸小紋などの正絹の着物をいただいていたのです~~。

2_2 江戸小紋、シルクの厚みと柔らかさといい、ほんとに繊細な染めの技術といい、まぁ高くはない土産物との比較じゃタイシルクにも悪いけど、質の高さは比べものにならないですねー。凄いです。日本の伝統の技・・。そのうち4点だけ写メしてみました。(左)

旅行直前に一人暮らしのご近所の方が亡くなって母や友人はお葬式に行ってたのですが、その方のお母さんである今年98歳のお婆さんを母の友人たち5~6人で時々お世話していた関係で、親戚や孫子に形見分けした残りの遺品や身の回り品を、マンションも引き上げるから一切処分してほしいと頼まれて片付けに行ったそうな。そのとき棄ててしまうよりはと、みんなで少しづついただいてきたってことでした。うちでは他にもお茶道具などを少し、いただいてきていました。Photo_3

・・えっと、分かりにくい話なのですが、亡くなった方のお母さんは98歳でまだ頭脳明晰、ピンピンされてる美しいお婆さんなのですが、しばらく前から介護付き老人ホームで暮らされてるのでその家に戻ることはないからと、特に頼りにされてた母の友人に一切処分を託されたそう。人一人の生活品を片付けるのはほんとに大変だったみたいで、母も数日お手伝いに行きっきりになっていました。

お婆さんは若い頃良いところのお嬢さんだったとかで、親戚に形見分けした後の残り物の食器や家具なんかも捨てるにはもったいない良いものが多かったみたいで。マイセンの食器セットをお孫さんが持ち帰られ、訪問着とか留袖とか豪華な着物は別の親戚の方が持って行かれしたそうな。なのにまだまだいいものがいっぱい残っているなんて~。あるところにはあるのね~。手伝った人たちはなるべく粗大ごみを出さずに済むように周りのご近所に声をかけたりしてたみたい。

若い頃から中高年まで着物に縁がなくて洋服一筋派の母がなんで着物を引き取ったかと思ったら、和装の着付けをしている友達に、いまもうこんな技術のある職人がいなくなってるのに、みんな「もう着ないから」と簡単に捨ててしまって、日本の素晴らしい工芸品が失われていくのが残念だと聞いていたからだそうでした。最近は古着の着物を買って着るのが流行ってて流通してきてるみたいだけど、売ると500円くらいにしかならなくて、まだまだ捨てられるケースが多いそう。。このときもゴミ袋に入れて捨てられるところを、あまり素晴らしい素材なので自分が引き取ったと言っていました。

1_2  上の写真のうち2点をアップで撮ってみたのですが、凄いですよね~。この繊細な柄。。かなり拡大して、こうですよ。左側の点描みたいな方は針葉樹のようなグリーンです。

上の写真の紺色のは木綿の紬(つむぎ)に見せかけてるけどシルクの着物。こういうの、吉宗の贅沢禁止令を機に生まれた技かしらね~。地味な普段着風なのにすごい手が込んでいるのよね、着物って。日本人って、宝石を付けないかわりに宝石のような布地を身につけていたのねーー

なんて、ふだん着物に接しないものだから、しきりに感心してしまいました。右側のグレイッシュ・ブルー地に白い桜柄のは、襟に少し汚れもあるので、私用にチューリップライン風のフレアースカートに仕立て直してもらう予定ですー。

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