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2008年8月27日 (水)

ペシャワール会の事件を聞いて

アフガニスタンでNGO「ペシャワール会」で活動している日本人が拉致され殺されたというニュースを聞いて、本当に驚きました。実は私は何年か前から、「ペシャワール会」に年間3000円だけ出資して活動を支援する“友の会”みたいなのに加入しているんです。(全国に2万人超いるそうです)

年1~2回?送られてくる会報を読んでいると、ここがいかに現地地域に根差した活動しているかヒシヒシと感じていたので、最近とみに治安の悪化が書かれていたとはいえ、なんとなく他のNGOはよそ者扱いされてもここの人はちょっと違う、きっと大丈夫に違いないと思い込んでいたんですよね、、。なんだかほんとにショックでした。。

「ペシャワール会」っていうのは、今回のニュースでも久しぶりに紹介されたのでご存知の方も多いと思いますが、アフガニスタンの無医村で医療活動を続ける中村哲先生を支援する会です。昔9・11の後アフガニスタン問題が世間の注目を集めていたころ、NHKなんかで何回もアフガニスタンに人生をささげた中村医師の活動を紹介するテレビ番組をやっていて、私の場合それを見て、お金だけでも応援しようかなと思ったのが始まりでいまに至っているのです。今に至ると言っても始めからいままでずっと、ただ毎年3000円振り込んで、時々くる会報を読んでるだけだから、全然支援になっているかも怪しいですが、、。

それでも会報に載っている、アフガニスタンでの活動報告や現地で働くスタッフのレポートなんかを読んでいるだけでも、色んな報道されない実情を知ることができて勉強になるというか。。ここ数年の中村先生は、医療活動は主に診療所に勤務する日本人や現地の医師、スタッフに任せて井戸掘り活動を始められ、今では大規模な農業用の用水路建設に邁進されてて、土木工事ではかなりの人数の雇用も生み出し、それだけに現地に深く根付いている様子でした。

同会ではその活動の他に、現地に合った農作物を選別し生産技術を支援する活動とかもされていて、報道によると伊藤さんはそちらを主にされていたようですね。会報で日本人スタッフたちが書くレポートを読むと、大変なようでもどこかほのぼのしていて面白いエピソードが結構多かったのです。多分伊藤さんも、何回となく書かれていたはず、、。

最近の会報には、ジャポニカ米でもアフガニスタンの気候に合った品種を選んで作付けしたら日本以上に豊作になってびっくりした話や、試験的に作付けしたぶどうが毎年実をつけるのに、天敵の「近所のガキども」にまだ酸っぱいうちから食べ尽くされて毎年全滅。植えてから2年たつのに、まだ一度も完熟するまで実がついていたことがないとかいう話が、大変だけど楽しくてたまらないように紹介されていたのを覚えています。

もちろん素晴らしいなと思うことばかりではなくて、アフガンに米軍が入ってタリバンが去った頃から、かえって治安が悪化しているとか中村先生がよく会報に書かれてる調子が、時々なんとなく心情的にタリバン支援者な感じに響いたこともあって、実は読んでいてヒヤヒヤしたこともあったのですが、、。

中村先生はあくまでも現地の人達の立場に立って、特にアフガニスタンの中でも貧しい人達を護りたいという一念で人生捧げてる人。またペシャワール会は世界中のNGOがアフガニスタンに一つも入っていなかったタリバン時代から診療活動を続けていたため、米軍が子供の学校をタリバンと勘違いして破壊してしまったり、欧米のNGOが歴史的な川の流れを無視して人工的に用水路を造ったために別の流れが干上がったりなど、土地の人や自然と文化を無視したやり方には許せなくて激怒されては、そのたびにスレスレの発言が出てしまっていたみたいなのですが、、。

それだけに今回タリバンの一派に誘拐されたとはちょっと信じられませんでした。。ただ伊藤さんの捜索に村の人たちが1000人近くも参加してくれて1時間という素早さで発見できたこと、村人達が真剣に悲しんでくれている様子などが報じられ、故人とグループの活動が偲ばれて大変残念な中にもわずかに心が温まりました。心からご冥福をお祈りしたいと思います。

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