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2007年6月 4日 (月)

「ダ・ヴィンチ展」を見に(3)

本展の目玉は「受胎告知」だけど、メインはウフィッツィ美術館(フィレンツェ、イタリア)が企画制作した物の展示でした。ダ・ヴィンチの手稿に描かれた様々なものを、模型で作ったり素描をレリーフに作ったりして、彼の頭の中にあった世界や興味の対象、美術以外のアイディアなどを、目に見える形にして探るという趣向のもの。

ダ・ヴィンチが手稿に描いた飛行船や人力グライダーの木製模型なんかを見ると、面白い企画を考えたな~という“アイディア勝利”の印象を受けました。

でもこれらはじっくり見、考えながら見てこそ、面白さが味わえるタイプの展示。お中元セール会場を上回る人混みの中を歩いていると頭が回らなくなってきて、だんだんめんどくさくなってくるのが惜しいところかも…。

その他印象的だったのは、ミラノ公国に仕えているとき計画して実現しなかったスフォルツァ騎馬像の実物大の部分再現モデルと、空飛ぶ羽を持った男の筋骨描写を3メートルくらいの右半身のレリーフで再現した展示品でした。
スフォルツァ騎馬像は、馬の前脚から胴体の下の部分までをブロンズで復元してましたが、もの凄い巨大さに言葉を失いそうになります。

翼のある男のレリーフは、肩から腕、手の指が、鳥が前脚を翼に進化させたように、いままさに変化しようとしているような姿を描いています。その場合必要な筋肉の付き方が普通の人間と異なるのを考察しているようなのですが。
イタリアで制作されたせいか、レリーフは若いイタリア人の顔で、苦悩や怒りが表情に浮かんでいるように見えました。
それもあってか、その姿は「新しいタイプの天使」ではなく、昔見た始祖鳥の模型のような、なにか禍々しい夢魔を見ているような、いや、実はアニメなどで散々見たことのある生き物のような。不思議な感じを受けました。

他にダ・ヴィンチの書斎にあった文房具の再現とか、面白い物が並んでます。

6月17日位で終了なのでこれからますます混むと思いますが、人混みを恐れない方は、ぜひどうぞ!
私は美術展を見るにはまず体力、と思い知りました~。

会場出口横の休憩所にも、恐らく私と同意見に達したと思われる方々の死屍累々…じゃないけど、ソファに倒れ込んで動かない人、多数、でした。。

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コメント

うーん。まさに体力勝負ですね!
パワー不足の時はこの行列に勝負を挑むのは危険かしら^^
ダビンチコード読んで面白かったので、絵もとっても見てみたいのですが、当分すごそうですね~

投稿: izumi | 2007年6月 4日 (月) 20時02分

あ、izumiさんもハマりましたか、ダ・ヴィンチ・コード!♪
私も、元々美術も西洋史も好きだったので、一時期かなりハマりました~o(^-^)o
もしizumiさんが平日の受付時間内に上野に駆け付けられるなら、案外大丈夫かもしれないですよ!その場合、会場が分かれてて回り切れない恐れあり、なので2回に分けて見に行く気があれば、ですけど。
私が行った土日だと閉会まであと二回しかないので、前売り買った人が殺到するかも。結構覚悟いりそうです~。。

投稿: tomorin | 2007年6月 4日 (月) 20時24分

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