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2006年7月25日 (火)

映画「ダ・ヴィンチ・コード 」

映画「ダ・ヴィンチ・コード」をやっと見ました。前売券を買って準備していたのに何となく行きそびれ、そろそろ上映館が減り始めたみたいで。もう夏休み映画が公開される時期だしあたりまえですね。先日慌てて会社帰りに、前の会社のMMちゃんと有楽町のマリオンへ行きました。

どうも映画の評判がいまいちだったので行くのが出遅れてしまったのですが、そう思って全然期待せずに見たせいか結構面白かったです。

原作読んだのが2年前だったので、よく覚えてるつもりだったけど、さすがにディテールが鮮明なわけではなかったからかも。

まだ読後のイメージが鮮明な人には、原作のもつ「陰のヨーロッパ史」に迫っていくようなゴシックロマン的ムードとか謎解きの知的ゲームの要素があまりない、ハリウッド大作ぽい大味さに不満が出るだろうとは思いましたが。言ってみれば粗筋を手堅くまとめただけっぽい仕上がりで、流行りの”ダイジェストで読む世界の名作”、みたいではありました。監督の個性やアクが原作を歪めてないところがなによりの美点かも。。

私が気に入ったのは、映像でなければ伝わり難い要素も原作にはあるのですが、それを短時間に上手く見せていた部分です。例えば冒頭で主人公・ラングドンが公開セミナーをする場面。モニターで次々映し出す画像は的確で、長い説明よりも一瞬で言いたいことがわかる。これは映画ならではだなと思わせられました。

逆に原作では面白かった蘊蓄を延々述べ聞かせるシーンは、映画だとその20分の1でも飽きてくる。「セリフ長いなぁ」とか思ってしまう。この原作、映画向けなようで意外に映画むけじゃないのか…。

私が1番違和感があったのは配役で、ルーブル館長ソニエール役が全然許せんて感じです。私のイメージは昔の本物のルーブル元館長にして美術評論家のルネ・ユイグ氏。彼のようなフランスの貴族らしい冷ややかな情熱と知性を湛えた表情を期待していたのに、演じた人はそんな風格が全く感じられない貧相な人。それでもなかったらショーン・コネリーに10kgほど減量してもらって演じてもらっても、まだよかった。
ヒロインもやっぱりもうひとつ…。頑張ってはいたけれど、もうひとつ現代的な中にも何かがほしい…。

また原作ではラングドンは明らかに無神論者なのに、映画ではアメリカの観客の反撥を恐れてか、特定の宗派ではないがキリスト教の神を信じる心がある人に変えられていました。この辺は大衆におもねるハリウッド映画らしさ全開というか。

一緒に行ったMMちゃんは原作を読んでないそうで、この思いっきりダイジェストしたストーリーを果たして楽しめてるかな?!と誘った手前心配でしたが、充分分かって面白かったとの感想をもらえて、ホッと安心。。

やっぱり見る前に周りから「読んでからみると物足りない」「見てしまうとネタバレするから、見た後読む、というのもどうか…」などと、散々映画に否定的な意見を聞いてきたそうな。大ベストセラーの映画化は難しいですね。やっぱり。

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